このドキュメントは、ぴょこりんクラスタ Advent Calendar 2015のために書いたものです。
3というのはまぁ奇妙な数字で、意識の高い人たちがこぞってマジックナンバーとして崇めています[1]。僕自身も少し踊らされてみようと、『渡米前にしたこと』、『渡米後にしたこと』、『これからしたいこと』と章立ててみると、なるほどこれはしっくりくる。試しに書いてみようなんてことになるわけです。 しかしながら、章のタイトルを適当に決め打ちしてみたものの、こっちにいる間に『これがやりたい!!』みたいなのって実際のところほとんど無かったりします。でも明言しちゃったから何か書かなきゃいけない。昔とりあえず手を挙げて『三つ質問があります』と言ってから質問を考えるのが緊張感があり、なおかついい訓練になると聞いたことがあります。この緊張感が訓練だ!
そういえば質問というと、海外にいく人への典型的な質問の一つに『海外に行ったらやってみたいこと』があります。ご多分に漏れず僕もいくらかの方からこのような質問をいただいたため、模範解答とは言えませんが当たり障りのない回答を用意し、答えるようにしていました。典型的な質問に答えられることがそうとは言いませんが、どうやら海外にいく人のあるべき像、典型的な像、というのはありそうです。同様に海外から帰国した人にも同様のあるべき像、典型像が存在し、当たり障りのない円滑なコミュニケーション実現のためには、このようなテンプレートに合わせてみるのも一定の意義があると考えられます。
ということで、海外生活経験者は帰国後どのような扱いを受けるのでしょうか、実例を一つ取り上げ、考察を行いました。そのあと、逆に帰国する人々はどのような不安を抱えているかに焦点をあて、課題を抽出します。最後に、なんかめんどくさくなったので帰国子女あるあるでも眺めてまとめました、たぶん。
さて、海外でお仕事をして母国に帰国した人はどのような扱いを受けるのでしょうか。ウォールストリートジャーナルの記事が大変参考になりました[2]。
ウォルマートの社員としてインドネシアや中国などで5回にわたる海外勤務を経験したブライアン・ウォーカーさん(46)は「海外での経験などだれも気にしていない」と話した。彼はアーカンソー州ベントンビルの本社に戻るたびに海外で与えられていたような責任や権限がもうないことを寂しく感じた。重要な会議に出席できないし、社員採用決定にも発言できなかったため、すぐに次の海外勤務に手を挙げたという。
なんてことはない。あの頃と同じ日常が帰ってくるんだよ。
海外生活を終えて帰国する方々はどのような不安を抱えてるのでしょうか。帰国後についての不安に関するアンケート結果を見つけたのでご紹介します[3]。
どうしようあまりに興味がなさすぎる結果だ。海外赴任される方々って結構僕より年上の方々で、完全に輝かしい人生の新たなステージへの一歩を踏み出してる感じなので正直僕と似たような悩みが結果に出てくるとは思ってなかったんですがここまでとは・・・。
年上の方々の悩みだとよくわかんないので、逆に年が下っぽい人々がどんなことを思うのか、帰国子女あるある的なまとめを見てみることにしました[4]。
近くに英語喋ってる人が居るとついつい盗み聞きしちゃう。#帰国子女あるある
発音よく言うとウザがられそうだからわざと日本語っぽく英語を読んでしまう #帰国子女あるある
じゃなくてLARGE #帰国子女あるある
水汲みのバタバタで蛇口全開のまま放置→外出中に突然復旧し、帰ったら家中水浸し~ RT @Serani: マンソンとか停電と断水はたいがいセット。「停電だ!」→「急いで水をくめ!」そして上階から順に断水に。 RT @naoo219: 突然の停電、断水当たり前。#帰国子女あるある
英語で覚えた電話番号が日本語ですぐ出てこない #帰国子女あるある
うっわ、全然わっかんねなんだこれ。アメリカかぶれかよ。
先のことはまだよくわからないし、余計なこと考えず、できる限り前向きに生きていこうと思いました。