Windows ユーザーにとって、主な選択肢は二つあります。
前者は企業が出していますが、基本的に無料です。 後者は全てを独立したフォルダ内にインストールできるので、USBメモリー内に入れて持ち歩く事も可能です。 初めての人は前者で良いと思います。
後者はWindows向けなのに対し、前者はMacやLinuxなどにも対応しているため、ユーザー数が多いと思います。
現在(2015年4月16日)、Pythonには2.7と3.4があり、それぞれに対応するパッケージ群があります。 機能はほとんど同じですが、3.4をお勧めします。 3.4の最大のメリットは日本語を使う際に苦労が少ないという点です。
全てのユーザー向けか、一つのユーザー向けかを問われます。 一つのユーザー向けが推奨されています。 私もそうしています。 ネットで情報を探しても、その前提での説明が多いです。 なので、一つのユーザー向けにインストールした方が楽だと思います。
ipython_notebook_config.py というファイルを見てみてください。
C:\Users\あなたのユーザー名\.ipython\profile_default
にあります。見るには、メモ帳を用いれば良いです。
検索機能でpylabという語を探せば、 # c.NotebookApp.pylab = 'disabled'" という行が見つかると思います。 この行はデフォルトの設定を教えてくれていて、pylabというのは使えない設定です。 という意味があります。
ipython notebookの一つ前のバージョンまではpylabが使える設定がデフォルトでしたが、今は推奨されていません。それで良いと思います。理由は機会があれば話しましょう。その代わりに、
C:\Users\あなたのユーザー名\.ipython\profile_default\startup
というフォルダを開いてください。
そこにあるREADMEというファイルをメモ帳で見ると説明されていますが、このフォルダに置いたファイルのうち、 拡張子がpyの物があれば、それはipython notebookを開く際に事前に読み出されて実行されます。 そこで、次の3行を書き込んだファイルを置いておくと便利でしょう。
import matplotlib
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
ファイル名はなんでも良いですが、READMEにあるように、私は00-first.pyとしています。
from IPython.html import widgets # Widget definitions
from IPython.display import display # Used to display widgets in the notebook
from IPython.html.widgets import interact, interactive, fixed
def plot_3rd_order_func(a=1, b=0, c=0, d=0, title="", text=''):
x=np.linspace(-3,3)
y=a*x**3+b*x**2+c*x+d
plt.plot(x,y)
plt.ylim(-20,20)
plt.title(title)
plt.text(0,10,text)
pr=(-1,1,0.1) # parameter range
:0: FutureWarning: IPython widgets are experimental and may change in the future.
interact(plot_3rd_order_func, a=pr, b=pr,c=pr, d=pr, title=('','3次関数', '3rd order function'), text='何か書いて下さい')
<function __main__.plot_3rd_order_func>
おしまい。